
(妊娠16週に入ったら毎日しましょう。)
***注意***
妊娠中におっぱいに触れると、流産の原因になると言われていますが、この位の刺激ではその心配はまずないと言ってよいでしょう。しかし、流産や早産しやすい方や、先生から安静の指示がでている方は止めておきましょう。
***方法***
マッサージをする前に爪は短めにきり、手洗いをしてから行います。お風呂や、寝る前などのリラックスした時に、基底部マッサージを1クール、乳頭乳輪部マッサージを1〜2分間行います。
乳首に触れるだけで痛いような方は、まずは圧迫刺激に慣れるようにし、圧迫に慣れたら横方向縦方向にもみずらすようにします。
乳首のくぼんでいる(陥没乳頭)方は、まず乳首を圧迫して出すようにします。必要に応じて乳頭吸引器を使用すると良いでしょう。そのような突出した乳首に、まず圧迫刺激に慣れさせ、そしてもみずらす刺激に慣れさせるようにします。
(1)1操作
まず、マッサージする乳房と反対側の手の指をひろげ、指先を軽く曲げバスケットボールをつかむような感じで、マッサージするおっぱいの周辺部分に当てます。次にマッサージする側の肘を真横に突き出し、手首を反屈させ、指先が顔の方を向くように回し、母指球(親指の付け根のふくらんだ部分)を保護した指の外側の部分に当てます(この保護している指の上に乗せてはいけません)。
それから肘を上下に動かします。丁度肩からの力がテコを利用した時のように母指球を介して基底部(おっぱいの底の部分)を動かすわけです。この時の肘の動きは、真横から見ると、体と一致するように上下に一直線に動いて見られます。この操作をゆっくり十分力を込めて3回行います。
母指球に力をいれて動かすのであって、手のひらでおっぱいをつぶすようにしてはいけません。
(2)2操作
まず指を揃えて小指側をおっぱいの外側下方(斜め下)周辺部分に当て、おっぱいを保護します。次に1操作と同様、肘を真横に突き出し、手首を反屈し、今度は指先が下を向くように回します。それから小指球(小指付け根のふくらんだ部分)を保護した手の外側に当て、1操作と同様肘を上下します。この操作をゆっくり、力を込めて3回行います。この時、反屈している手首を伸ばしてはいけません。伸ばしてしまいますと、おっぱいの下側をこするようになり、基底部を動かすことができません。
(3)3操作
まず、指を揃えて小指側をおっぱいの下の周辺部分に当て、おっぱいを下から保護します。次にマッサージする側の肘を真横に突き出し、今度は手首を曲げないで、保護した手の下側に当て、肘を中心に前腕でおっぱいをすくいあげるようにします。この操作をゆっくり、力を込めて3回行います。この時腕全体で持ち上げてももいいですが、そのようにしますと、腕が疲れてしまい、長続きしません。
以上一連の操作を左右行い基底部マッサージ1クールとします。
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片方の手でおっぱいを保護、マッサージする手の1〜3指(親指、人差し指、中指)で乳首をつまみ、普通で3秒、乳首が硬ければ5〜10秒かけて少しづつ圧を加えながら圧迫します。その時の圧のかけ具合ですが、圧迫する指が退色(白くなる)する位まで充分圧迫します。当然ですが痛みを覚える程に、無理やりしてはいけません。これを方向をかえながら1分位、人によっては(乳首の硬い人、過敏な人)2〜3分位充分行い
ます。それから、横方向、縦方向にこよりをよるような感じでもみずらすようにします。最初はゆっくり、痛くない程度に、そしてある程度したら充分もむようにします。乳首が過敏で、圧迫刺激だけでも痛い人の場合はまずは圧迫刺激に慣れさすようにします。

Illustration by 高橋 幾恵





